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競艇(ボートレース)のターンを動画と解説と共に紹介。モンキーターン,全速ターン,ウィーリーターン,フラミンゴターン,スコーピオンターンなど

▼ 競艇のターンとその種類を、画像や動画と共に解説

  1. 競艇ボートレースにおける「ターン」

    競艇ボートレースにおける「ターン」について

    競艇ボートレース)という競技は、スタートラインを越えてから、3周回って勝ち負けをつける競技だ。
    直線だけの勝負の競技だとしたら、モーターの伸びが良い選手が必ず勝つだろうが、実際は6回ターンマークを旋回しなければならない。
    …ということは基本的には競艇ボートレースにおいてターンがどれだけ重要かは想像つくだろう。


    もちろんスタートの早さや駆け引きなども、勝敗を分けるポイントのひとつではあるが、その重要度はターンとは比べものにならない。
    競艇観戦において一番のポイントは「ターン」と言っても過言じゃない。


    しかしここで言う「ターン」というのは、ただ単に1艇だけでするような純粋なターン力という事ではなく、狭い艇間を割れるような旋回力、展開を見据えて差し場を見つけられる直感力、そして瞬時の判断力などを総じて、という意味で「ターン」は一番のポイントだ。
    つまり、ターン力が優れているだけでは、勝負には勝てないという事だ。

    とは言うものの「ターン力」つまりターンのスピードが速ければ速いほど、勝負において有利になるのは間違いない。

    選手たちは、他の人よりも速くターンをしようと日夜研究、練習を積み重ねており、その結果、競艇の歴史においては、様々なターンが誕生してきた

    もちろん個々に細かいポイントで違うターンをしているものもあれば、全く別物の革新的なターンというものもある。
    そんな、競艇ボートレースにおいて重要な「ターン」について分析、解説をしてみよう。



  2. 競艇の「モンキーターン」とは

    競艇ボートレースのモンキーターンとは

    競艇ボートレースを知らない人でも、この「モンキーターン」というユニークな名称のターン名は聞いたことがあるのではないだろうか。

    競艇(ボートレース)を知る」でも紹介したが、昔連載されていた「河合克敏」作のマンガのタイトルにもなったくらい有名な革命的なターンで、現在の競艇においては、全ての選手がこのターンをしている

    競艇ボートレースのモンキーターン
    ↑「モンキーターン」の画像



    この「モンキーターン」だが、一体どんなターンかというと、ボートの上に前傾姿勢で立ち上がり、舟の外側を蹴るように回るというものだ。
    こうすることで、外側に荷重がかかって、通常のターン(スピードを落としてターンする)よりも速く旋回することが可能になった。


    競艇選手からすると、ターンが速くなっただけでなく、それまでのターンの膝で体重を支える乗り方よりも、膝への負担が軽くなったというところも大きな進化で、つまり、それ以前のターンよりも、速く、膝にもいいということで選手間では爆発的に広がったのである。

    今ではこのモンキーターンが「ターンの基本」くらいまでになった。



    競艇の「モンキーターン」の功労者達

    モンキーターンの考案者「飯田加一」

    開発、というより最初にこのターンをし始めたのは、東京支部所属だった「飯田加一」だとされている。

    ウィンドサーフィンのレースにおける選手のテクニックからヒントを得たもの」だそうで、このターンをし始めた当初は危険な乗り方であるとされ、誰も真似をしようとはしなかった
    実際、飯田加一自身も、モンキーターンをし始めたときは、よく転覆していたらしい。

    しかし、転覆による試行錯誤などを経て、徐々にモンキーターンで結果を出し始める
    飯田が1着になるレースで、度々レース場のレコードを更新するようなことが起き始め、こういったことが要因で、その当時の若手選手がモンキーターンを真似し始めたのだ。


    モンキーターンの功労者「植木通彦」

    そこで出てきたのが、艇王「植木通彦」である。

    植木通彦とモンキーターン
     

    植木といえばモンキーターンというくらいに「モンキーターン」を広めた第一人者だ。

    というのも1993年のボートレースクラシック(当時は総理大臣杯)で、植木はモンキーターンを駆使した選手で初めてSGを優勝した。
    そのことがきっかけで、選手間ではモンキーターンの注目度がさらに上がり、ほとんどの選手がこのターンをするようになったのだ。
    コレが「モンキーターン」の歴史だ。



    なぜ「モンキーターン」という?

    なぜ「モンキーターン」と呼ばれているのか。
    また、この「モンキー」ってどこから来ているのか?

    1993年に植木通彦が総理杯を優勝した当時は「フロンティアターン」などというダサい名称で呼ばれていたらしい。…まぁ、確かに「フロンティア=開拓、新分野」という意味ではこのターンもそうかもしれないw

    モンキーターンと呼ばれるようになったのは「競馬のモンキー乗りに似ているから」というのが、原語らしく、「モンキー乗り」とは、鞍に腰を下ろさずに鐙の上に立ち、腰を浮かせて背を丸め、膝でバランスをとりながら、前傾姿勢で騎乗する方法だ。

    競艇のモンキーターンは競馬の「モンキー乗り」の姿勢からきた
    ↑競馬の「モンキー乗り」



    確かに似ているような気がするが、どうだろう。とりあえず「モンキーターン」は、現在の「競艇のターンの基本」なので、このターンの事だけは知っておくといい。



  3. 競艇の「全速ターン」とは

    ミスター競艇・今村豊と「全速ターン」

    現在では、ほとんどの選手がこの「全速ターン」なのだが、その名のとおり全速に近い速さで旋回をする。(実際には全速ではない)

    …まぁ、誕生した時の「全速ターン」とは違うのだが「モンキーターン」もいわば全速ターンだ。このターンをし始めたのは「今村豊」という選手で、現在では「ミスター競艇」と呼ばれるくらいの名選手だ。

    この全速ターンが生まれた背景には、モンキーと同じように数多くの転覆があり、訓練生時代の今村は、本栖(競艇選手養成所)の「転覆王」と呼ばれるくらいに、全速ターンの練習をしては転覆していた。

    デビューしてからも、この全速ターンの試行錯誤を続け完成に至った。そしてこのターンで、デビューから破竹の勢いで勝ち続け、最年少SG優勝(当時)などの成績を残していく。

    当時、ターンマークではスピードを落として旋回するといったのが主流で、当然育成所でもそのように教えられるのだが、その「競艇界の常識」を塗り替えたのがこの「全速ターン」だ。

    モンキーターンも、基本的にはスピードを落とさずにターンするものなので、この「全速ターン」の登場が「モンキーターン」の基本となっており、そういう意味で「今村以前と以後では競艇が変わった」と言われるくらいに、この「全速ターン」というターンは競艇界において革新的なものだった。

    競艇の全速ターンとは。全速ターンの画像
    ↑「全速ターン」の画像




  4. その他の競艇のターンについて

    競艇の「ウィリーターン」について

    競艇の「ウィリーターン」は「モンキーターン」の進化系とも言うべきターンで、ターンの中盤から後半にかけて、艇先を持ち上げて、サイドの接水面積を減らし、水の抵抗を最小限にすることで、ターンスピードのロスを減少させるターンのことだ。
    その名のとおり、バイクのウィリーに似ていることから、そう名付けられた。

    この「ウィリーターン」は、ターン技術がとても高くないとできない高度なターンで、選手の中でもできる選手は限られている。
    池田浩二」という選手が、このターンをし始めた先駆者ではあるが、現在では「茅原悠紀」などもこなしており、どちらの選手も超一流のターン技術をもっている。

    池田浩二選手のウィリーターン画像
    ↑池田浩二のウィリーターン



    この「ウィリーターン」だが技を習得したからといって全てのレース、全てのターンでできるわけではないところが厄介な代物で、水面状況がよく、エンジンがある程度良くないとできないようなのだ。

    要するに「奥義的」なターンとも言えるもので、池田浩二や茅原悠紀が毎回できているわけではなく、このターンは速いだけでなく、見た目が凄くカッコいいので、そういう意味ではぜひ生で見て欲しいターンである。

    茅原悠紀選手のウィーリーターンの動画
    茅原悠紀選手のウィーリーターンYouTube動画

    確かに、かなり艇先持ち上げている。



    競艇の「フラミンゴターン」について

    前述してきたターンは、より速くターンするため、勝つために生み出されたターンだったが、この「フラミンゴターン」は、名前のごとく魅せるターンである。

    下手だとかなり恥ずかしいフラミンゴターンの画像
    ↑「フラミンゴターン」の画像



    上の画像を見てもらえば分かるだろうが、内側の足を、艇の外側に出してターンするといったもので、ただでさえ水面が跳ねたりすることで、艇が不安定になっているところをターンするのに、両足ではなく片足外してターンするのだから、見た目はフザけてるけど実は相当な技術がないとできないターンだ。

    ただはじめに書いたようにこのターンは速さには関係ない
    …なので1周目1マークなどの艇がごちゃついてるようなシーンでは絶対にしないし、1着確定しているような、いわば余裕のあるシーンでだけするようなパフォーマンスナターンである。
    定かではないが、名前の由来はシンプルに一本足で立つフラミンゴからきているのだろう。

    競艇界の師弟関係とは」で紹介した、艇界のイケメンレーサー山崎智也」がこの「フラミンゴターン」をするのだが、周りの家族からは、「危ないからやめてくれ」といわれているらしい(笑)

    山崎智也選手のフラミンゴターン動画画像
    山崎智也選手のフラミンゴターンYouTube動画

    3周目2マークでフラミンゴターンをしているが、SGの優勝戦の舞台でこのターンをする山崎智也、粋な演出っぽくていいですw



    競艇の「スコーピオンターン」について

    最後に紹介したいのが「スコーピオンターン」だ。
    このターンも「フラミンゴターン」同様に、決して速くなるターンではないが、ファンの間も含めて、ちょっと話題になっているターンである。

    下河誉史選手のスコーピオンターン
    ↑「スコーピオンターン」の画像



    画像を見てもらったらわかるとは思うが「まるで曲芸」である(笑)
    インスタグラムなんかにも、このスコーピオンターンを真似ている写真なんかがアップされてたりもするくらいウケが良く、ターン後半で、左足を跳ね上げるその姿から、サソリのようだと話題になり、スコーピオンターンと名が付いたみたいである。

    下河誉史」がし始めて、他にも「江夏満」なども真似てしてるこのターンだが、そもそも誕生した背景には、下河のケガが大きくかかわっているという。

    減量からくる痛風によって、左足に激痛が走り、ターンの時にその痛みを逃がすために、左足を抜くように走っていたのが、無意識で足を蹴りだしていた、と下河本人が以前話している。
    その時のフォームを研究して進化させ、現在の「スコーピオンターン」になったのだ。…べつに今は痛風の痛みとか関係ないw

    下河誉史、江夏満スコーピオンターン対決動画
    →下河、江夏のスコーピオン対決YouTube動画


    このレースでスコーピオン使いの下河選手と江夏選手、両選手の1着争いが見れるのだが、3周目2マークなんかは、スコーピオンの競演が見れるので、必見w



    …以上、紹介したのが「競艇」の代表的なターンだ。
    もちろん名前が付いていないだけで、他とはちょっと違ったようなターンも、まだあると思うが、そういったターンの積み重ねによって、更に速くなったり、ウケるターンが、これからも誕生するだろうw
    競艇の「ターン」に注目だ


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2024/03/18

ボートアカデミーという競艇予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

今回検証する競艇予想サイトボートアカデミーの無料予想(無料情報)は、2024/03/18のびわこ5Rで提供された買い目である。

ボートアカデミーという競艇予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ ボートアカデミーの無料予想(2024/03/18)

この日は全国的に風が強い一日だった。
びわこでも強めの追い風が吹いており、周回短縮・安定板使用でレースが行われていた。

こういう日はどういう傾向になるか
強めの追い風が吹くと、握って回る選手は1マーク大きく流れてしまう可能性が高いので、落として回らざるを得ない。
そうなると、セオリーとしては内コースが圧倒的に有利になるのである。
攻め手がいなくなるからだ。

1号艇北川もここでは1着軸で問題なかった。
スタートさえしっかりと行けば1マーク先マイする事ができ、その他の選手の攻めも脅威ではなかったからだ。
仕上がりとしても逃げ切るには十分だったように思う。

相手軸2号艇藤岡で良い。
皆が落として回る中だと、内側に北川しかいない状況は他艇に比べて有利である。
その上、実績上位となれば2着に絡む可能性はかなり高かったと言える。
北川を逆転する目すらあったと思う。
ただ、逆転するにしても北川は2着に残っていただろう。

この2選手だけの予想で正直大丈夫なのだが、3着候補は手広く行くべきである。
3コースの渡邉は外を行けば流れてしまうリスクがあるし、4号艇柴田も落とした藤岡が邪魔になって差し遅れる可能性もある。
渡邉自身が外を握る事を恐れて2番差しにくるようなケースも考えられるのだ。
そうなれば柴田は相当厳しい。

5号艇赤峰6号艇小芦にも、3着という意味ではチャンスは十分あった。
なので、ここは流しておいた方が良かったというわけだ。
1・2着が堅いレースであった故に尚更だ。

予想は風の影響を考えていないようだ。
そういう予想にしか見えないし、買い目としても矛盾があったと思う(1-3の目が多いのに1-2-3がなぜかない)

びわこ会場」という表現も素人感満載である。
普通「会場」とは言わないので。