第29回
★競艇基礎知識〜トリビア

競艇選手養成所歴代チャンピオン

  1. 競艇選手養成所歴代チャンピオン

    先日、ボートレーサーになる為の応募書類を取り寄せ「ボートレーサーの応募書類」というコンテンツを書いたので、その流れで「競艇選手養成所歴代チャンピオン」について競艇コラムを書くことにする。


    厳しいボートレーサー養成所

    選手になろうと志せば、避けては通れないのが、競艇ボートレーサー養成所での生活である。
    その生活はとても厳しく、例えるなら軍隊のようだ。

    どれだけ「軍隊」かは「競艇女子」の美人レーサー、西岡成美 在所生代表の言葉を見れば伝わるだろう。
    動画で見れば尚更だ。
    競艇ボートレース養成所
     
    まぁよく考えれば厳しいというのも当たり前だ。
    まったくの素人からたった1年間の訓練で、プロに育てようというのだから、厳しくして当然である。
    実際何人も死亡している命を懸けたスポーツである事も、厳しい要因の一つであろう。


    ボートレーサー養成所の「チャンピオン」とは?

    そんな養成所での生活も半年くらい経った時期から、同期同士でのリーグ戦が始まる。
    レースを実際にすることで、ターンテクニックや展開を読む力をつけようというのが目的だろう。

    そのリーグ戦が何戦か行われた後、修了式の前に行われるのが、選手養成訓練終了記念競走である。
    もちろんこのレースに出走できるのは、リーグ戦で好成績をおさめた者だけであり、このレースで勝利を納めた者が、その期のチャンピオンとなるのだ。

    プロとしてデビューする前に、1年間一緒に過ごしてきた仲間たちの中で、一番になるというのは凄く自信になるだろうし、これはSGとも違って一生に1回しかチャンスはないので、皆優勝を狙っているのだ。

    そして優勝した選手はその期の代表として扱われるので、その責任は重く、それだけ価値のあるレースなのである。

    では、そんな価値のあるレースを制した、歴代のチャンピオン達がどのようなメンツなのかを今回は掘り下げていきたい。



  2. 代表的な期の養成所歴代チャンピオン

    1973年の36期以降から誕生する「本栖チャンプ」

    ボートレーサー養成所の終了記念レースは、昭和48年の1973年36期以降から行われている。

    したがって本栖チャンプは自ずとそれ以降から誕生する。
    ただ、36期〜49期までのチャンピオンすでに引退しているので、割愛させてもらう。


    現役最古のチャンピオンは50期の「原田正己」

    現役最古のチャンピオン50期の「原田正己」だ。
    「原田正己」は現在57歳の大ベテランで、養成所時代のリーグ勝率は8.01もあったみたいだ。
    これはかなり高い数字である。

    だがプロ転身後はG1やSGなどを優勝している形跡はなく、まあ「普通」くらいの選手だったのだろう。
    それでもこれまでに6憶円もの賞金を獲得しているのだから、いかに「競艇選手」という職業が儲かるかってことだ。


    58期チャンピオン「三角哲男」

    58期には「三角哲男」がチャンピオンに輝いている。
    三角は、SGも優勝した事のある強豪であり、現在もトップクラスで活躍している競艇選手だ。

    因みにこの「三角」という名前、珍しいので調べてみると、九州に多い名で全国順位で 1,631位。およそ9,800人もいるんだとか。


    強豪選手が集まっている60期、64期の優勝者は?

    強豪選手が集まっていると言われる60期(上瀧和則、烏野賢太、濱村芳宏)は「服部晃子」という引退した選手が優勝し、松井繁、服部幸男のいた64期のチャンピオンも、彼らではなく「十河伸吉」という、いずれも引退した微妙な選手というのも面白い。


    強豪選手が集まっている69期優勝は「太田和美」

    これまた強豪揃いの69期(田中信一郎、仲口博崇、三嶌誠司)の優勝者は強豪「太田和美


    76期優勝はSG2回優出の「太田和美」

    76期(瓜生正義、魚谷智之、原田幸哉)の優勝は既に引退した「横西奏恵」という元競艇選手で、この76期と言えば、瓜生、魚谷などの艇界1、2を争う選手を下して女性で優勝したのは凄い。
    彼女自身も現役時代SG優出を2回果たすなど、女子の記録を塗り替えた凄い選手で、こういう期は優秀な選手が多く、同期の活躍でお互いに刺激し合っているのだろうとつくづく思う。


    80期は「白石健」

    80期は「白石健」。現在の活躍を考えればチャンピオンは「白井英治」だろうが、それも在校時代の苦い経験がバネになったのだろうか。


    81期は「池田浩二」

    81期は「池田浩二」がチャンピオン。とても順当な結果である。


    銀河系軍団 85期は「田村隆信」

    銀河系軍団と呼ばれている85期は「田村隆信」と、まあ順当な結果であるし、この田村は同期の他の選手(井口佳典、湯川浩司)よりも圧倒的に出世が早かったようだ。
    デビュー5年後の2004年にはSGを2回優勝していたし、今現在もグランプリに出場したりしていることから、この時から抜けていたようだ。


    現在の艇界トップ3はチャンピオンならず。

    現在の艇界トップ3である、毒島誠(92期)、峰竜太(95期)、桐生順平(100期)は、誰もがチャンピオンになる事はできなかった。
    決して、養成所時代から強い選手だけが、プロになっても活躍できるとは限らない良い例であろう。
    それ以降のチャンピオンはまだSGやG1などで活躍できていないのが現状だ。


    110期はコスプレ大好き「喜多須杏奈」

    110期には、76期の横西以来女性チャンピオンで、競艇女子でも書いた「喜多須杏奈」がチャンピオンになった。
    横西と同じ徳島支部という事もあり、デビューから期待されていたようだが、残念ながらデビュー後は現在までではこれといった結果を残せていない。
    横西2世とまで言われた逸材だけに、まだまだこれからに期待という事か。


    最新の126期「常住蓮」

    そして最新の126期のチャンピオンは、「常住蓮」という日本人だ。
    漢字で書いても読みずらいのだが、「つねずみれん」というらしい。

    佐賀出身でもあり、これで124期から3期連続で佐賀の選手がチャンピオンに輝いた(124期は末永和也、125期は定松勇樹)。
    同県の先輩、峰竜太の活躍に触発されるかのように佐賀勢が3連覇と、これからの佐賀支部にも注目が集まるだろう。



    「代表的な期の養成所歴代チャンピオン」のまとめ

    以上が代表的な期の養成所歴代チャンピオンであるが、改めて見ると、チャンピオンが順当にプロで活躍しているケースもあるが、そうでないケースの方が多そうである。

    そう考えると、プロに入ってからの伸びしろの方が大きいようだし、あくまで養成所は通過点という事だろう。
    ただ、やはりその期のナンバーワンというのは価値があると思うので、これからも歴代のチャンピオン、そしてこれから生まれるチャンピオンには注目しておきたいね。


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▲ 千両舟の無料予想(2023/05/31)

千両舟の無料予想(無料情報)だが、2レース連続不的中であったのだが、その内容がかなり悪い

2023/05/31 (多摩川3R)
まず多摩川3R
1号艇杉山1着の予想しか出していないのだがここが間違っている

今節の杉山はとにかくスタートが決まっておらず、平均タイミングもコンマ24とかなり遅い
これは前節切ったフライングの影響だと思われ、このイン戦でもスタート遅れの危険性はかなりあったのだ。
なので、この状況で杉山を絶対視するのは相当おかしいし、1着固定の予想だけしか出していないのも意味不明であった。

3号艇常住は昨日連勝しており、気配的に上向きな事を考えれば1着で予想する事はできた。
少なくとも杉山のインよりは信頼度は高かったように思えたぞ。


2023/05/31 (多摩川4R)
そして多摩川4R
ここも1号艇柳瀬3号艇間嶋の1着予想をしているのだが、理由が全く分からない
柳瀬は今節の成績通り足は良くなく、その上インでの1着率も低い(30%)。
間嶋に関しても近況3コース戦での1着は少なく(約8%)、2・3着の傾向が強い。
モーター的に出ていく足もないので1着は正直厳しかった。

一方、2号艇長野は前日4コースから1着を取っているように、ターン後の押し感が良く、2コースから差し切るのには十分な足色であった。
素直に長野中心の予想で良かったのだ。

どちらのレースも全く見当はずれな不的中。
なぜそのような予想になったのかは分からないが、久々に検証した千両舟の予想は、まるで素人が予想をしていると言われても仕方がないレベルのひどさであった。

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▲ Lボートの無料予想(2023/05/29)

Lボートの無料予想(無料情報)だが、三国12Rは三国一般戦優勝戦。
1号艇には足が完全に仕上がった高橋が乗艇していた。

ここまで節間6勝オール3連対とほぼ完ぺきな成績を残していただけでなく、インでは現在10連勝中
今節3度のイン戦もものにしており、優勝は相当堅かっただろう。 1着固定で問題ない

2着も2号艇松田がかなり有力であった。
このメンバーでは実力上位であり、ここ三国は地元水面。
行き足中心にモーターは上々で、2コースから差し続けば順当に2着に来る可能性は非常に高かったように思う。
松田自身が「差し」を得意にしている選手という事も大きい。

しかし、3着争いに関しては混戦であった。
気配的な面で言えば4号艇前出が出足中心に良かったのだが、4コースでの成績が芳しくない。
2連対率は19%、3連対率も約33%と、4コースの成績にしてははっきり言ってかなり物足りない数字であったのだ。

3号艇中山は3コースの3連対率は約57%もあるので、3着候補には入れておかなくてはならないだろう。
そして、6号艇小池も6コース時には3連対率は約39%と、6コースにしてはかなり3着に絡んでいる(5号艇山本の5コース3連対率は26%でそれよりも高い)
両者ともに足は中堅程度はあった。

なので3着候補の筆頭は中山・小池で良かったと見る事ができる。
特に小池に関しては6コースという事で軽視されがちになるので、ここは絶対に買い目に入れておかなければいけなかったのだ。

久々に見たLボートの予想はよくある内から順に選んだだけの単純なものであった。

女子競艇ボートレーサー名鑑

  • 登録番号:5056
    出身 : 徳島県
    支部 : 徳島
    級別 : A2級
    T157/45kg/B型
  • 登録番号:5155
    出身 : 福岡県
    支部 : 福岡
    級別 : B1級
    T165/45kg/A型
  • 登録番号:4964
    出身 : 岡山県
    支部 : 岡山
    級別 : A2級
    T162/47kg/A型
  • 登録番号:4758
    出身 : 東京都
    支部 : 東京
    級別 : A2級
    T163/52kg/B型

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