第84回
競艇の楽しみ方〜番外編

競艇ボートレースにおける「決まり手」と、2コースの戦法に変化?

  1. 競艇ボートレースにおける「決まり手」と、2コースの戦法に変化?


  2. 【検証】各コースの基本的な「決まり手」

    競艇ボートレースにおける「決まり手」というのを知っているだろうか?
    1着の選手がどのようにして勝利を収めたのかを示すものだが(相撲の決まり手みたいな感じで)その決まり手には全部で6種類ある。

    逃げ
    差し
    まくり
    まくり差し
    抜き
    恵まれ


    これは基本的には1周目1マーク時の戦法を指しており、道中での抜きや、1着選手のフライング等による繰り上がりでの1着の恵まれを除いては、その戦法はコースによって決まっている。

    例えば1コースの選手であれば、逃げ以外の選択肢はないし、逆に言えばその他のコースの選手において逃げ勝ちは存在しない。
    そして、3〜6コースの選手に関しては全て同じで、差しまくりまくり差しの3択である。

    この中でポイントとなってくるのは2コースであろう。
    まくり差し」というのは、まくって差すという2つの戦法を組み合わせているため内に最低2艇いないと成立しないので、差しまくりの2つの選択しかない。

    2つしかないとなれば、どちらも半分ずつくらいの割合で行われているのかと思うかもしれないが、実際のレースをたくさん見れば一目瞭然で、そのほとんどが「差し」を選択する
    つまり2コースのセオリーは「差し」であるという事なのだ。

    しかし、このボートレースファンであれば誰しも知っているであろうこのセオリーに、最近少し変化が出ているようなのだ。
    2コースまくりが増えているのだ。
    それはどういう事なのか?
    今回詳しく掘り下げてみたいと思う。



    【検証】差し・まくりの割合が変化

    まず2コースにおけるまくり率の変遷を見て欲しい。

    《2コースのまくり率》

    2016年 25.4%
    2017年 25.2%
    2018年 24.5%
    2019年 23.7%(一番低い)
    2020年 24.4%
    2021年 25.7%
    2022年 27.4%(2月までの2ヶ月)

    このような感じである。
    感覚としてはもう少しまくりの割合が全体的に低いのかな?と思っていただけに、意外と高いなという印象である。
    ここ近年で一番低い時でも約24%あるのだから驚いた。
    まぁしかし4レースに1レースという割合から考えれば、圧倒的に差しが多い状況に変わりはない。

    そんな中で2019年以降まくり率が右肩上がりで上昇しているのだ。
    2022年に関してはまだ途中ではあるが、その上昇率は凄く、一気に約2%も上昇している。
    このまま30%近くまで伸びそうな勢いである。

    もし30%までまくり率が増えるとなれば、もはや2コースを差しだけと決めつけるのは相当危険であり、予想を根本的に変えなくてはいけないかもしれない。
    差し」と「まくり」ではレースの展開が全く変わってくるからだ。



    【検証】なぜまくりが増えたのか?

    ではなぜまくりが増えているのだろうか?

    確定的な理由は分からないが、ある程度要因を推測する事が出来る。
    選手自身が全体的に伸びを意識した調整にシフトしているからではないだろうか。

    現在の伸び調整はトレンドになっており、「藤山翔太」「菅章哉」「高田ひかる」などはその代表的な選手である。

    この3選手は伸び仕様にして以降、成績が右肩上がりで伸びはじめ、遂には艇界の最高峰レースSGにも出場できるようになった。
    この流れから伸びるように調整して、2コースから自ら攻めるレースをする選手が増えたのだと思う。

    そしてもう一つ。
    インコースの選手に脅威を与える事ができるというのも要因ではないだろうか。
    2コースの選手は基本「差し」、これはファンだけでなく選手もそう思っており、インの選手に関しても2コースへの対応としては差しを警戒するだけでいい。

    しかし「まくり」もあるかもしれないと思わせる事ができれば、そこを意識してインの選手は2コースの選手を張ったようなターンをするかもしれない。
    そうなれば、ターンマークが大きく開くので、差し切る事もより容易に出来るようになる。
    そういう意味で、2コースからまくりの可能性もあると思わせるのが重要であるし、実際にまくっていく姿を見せるという意味もあるのだろう。

    これはインコースの勝率が高くなり過ぎた反動なのかもしれない。
    2コース差し、3コースまくり、4コース差し、5コース差しかまくり差し、6コース差しという定番の「セオリー通り」のレースに選手自身も飽きており、この状況を打破して行こうというマインドが働いているようにも思える。
    これが2コースまくり増加の主な要因では無いだろうか。



    【検証】主な選手の2コース戦法

    全体の流れとしては「まくり」が増えているのだが、選手によっては2コースの戦法が顕著な選手もいる。
    特徴ある選手を紹介したい。

    まず、伸び仕様のトレンドを作った3選手、藤山・菅・高田である。

    藤山・菅・高田の場合(2コース戦法)

    名前 まくり 差し
    藤山翔太 90.9% 9.1%
    菅章哉 80.0% 20.0%
    高田ひかる 75.0% 16.7%
    ※外の艇に締められるなどして振り込むなどして、1マークで勝負できていないパターンもあるので合わせて100%にならない可能性もある。

    やはり「まくり」が圧倒的に多い。
    2コース「差し」がセオリーであるというのを、一瞬忘れてしまいそうになる数字だ。

    銘柄級の選手はどうか?

    銘柄級の選手の場合(2コース戦法)

    名前 まくり 差し
    佐藤翼 59.1% 40.9%
    田頭実 58.6% 35.7%
    菊池孝平 42.1% 42.1%
    瓜生正義 20.0% 77.9%
    峰竜太 20.0% 70.9%
    馬場貴也 6.7% 86.7%
    辻栄蔵 5.0% 70.0%

    これを見れば分かるのだが、本当に選手によってはっきりと差が出る。

    佐藤や田頭などは積極的に攻める選手で有名なのだが、2コースでも果敢にまくっていくのが分かる。

    その一方で、馬場や辻は「差し屋」として有名であり、2コース時もほとんど差し一本で勝負している。
    瓜生や峰は平均辺りといった所だろうか。

    菊池に関しては、戦前からまくりにいこうとするケースの他に、スタートが早く決まったために、結果的にまくっていくというのも多々ありそうである(菊池は艇界でも1.2を争うスタート巧者)


    そして最後に意外なデータをお伝えしたい。

    驚きのデータ(2コース戦法)

    名前 まくり 差し
    平尾崇典 0.0% 100%

    これには驚いた。

    平尾崇典と言えば、まくり屋のイメージが強いのだが、2コース時には必ず差しを選択している(過去1年だが)

    その他のコースではまくり勝ちの方が差し勝ちより多い選手だけに、意外である。
    唯一と言ってもいいくらいに、2コース時の戦法が自身のスタイルと真逆の選手であるので、この事実だけは覚えておくといいだろう。

    とにかく2コースまくり率が急上昇しているので、今後は舟券の予想を行う上でも、そこも考慮しておく必要があると思う。
    2コース=差し」と決めつけていると、その内痛い目をみるかもしれない。


優良競艇予想サイトを探すなら、競艇予想サイト検証.COM

競艇予想サイトを検索

検索
競艇予想サイトを検索!

無料予想のある、優良競艇予想サイト

優良競艇予想サイトを探すなら、
競艇予想サイト検証.COM

競艇予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

トリプルクラウンという競艇予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

トリプルクラウンという競艇予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ トリプルクラウンの無料予想(2022/06/29)

トリプルクラウンでは、デイレースで2レース、ナイターで2レースの、合計4レースの無料情報が1日に公開される。
今回は尼崎7R・8Rと連続不的中になった理由を検証したい。

2022/06/29 (尼崎7R)
まず7Rであるが、解説によると「和田選手はフルダッシュ乗せて大技」とある。
確かに、6号艇の和田兼輔は時折、チルトを上げる伸び仕様からのまくり一撃を決める時がある。
しかし、このレースにおいてはその可能性は低かった
3号艇に酒見がいるからである。

近況の酒見は伸び仕様を多発しており、まくりの精度が格段に上がっている。
和田以上に伸びに特化したレースをしているのだ。
仮に和田が外から伸びて来ようとも、酒見に掛かる可能性は非常に高く、その段階で解説にあるような大技は決まらないからだ。
スロースタートであるので、伸び切りまであるかは微妙だが、和田を止める役割には十分であった。

この酒見の存在が全く無視されたような6号艇和田の1着予想を、イン1号艇杉山からの予想にまわしていれば的中もできていただろうと思う。

2022/06/29 (尼崎8R)
そして8R
ここも4号艇眞鳥を2・3着軸にしているのが間違っている
6号艇に実力上位の今井がいるのに敢えて選ぶ理由も分からない

眞鳥自体のモーターが悪いというわけではないが、やはり実績面での差が大きすぎる。

このメンバーの中でも一番実績のない眞鳥と、一番実績のある今井では、どちらが絡む確率が高いかは明白だろう。
枠を考慮した上でも眞鳥を全面的に信頼できる要素は少なく、良くて相手候補の一人といった所だろうか。
割とイージーなレースでの不的中だけに厳しい。

2レースとも的中できるようなレースだったが、結果は連続不的中となった、残念。

ゴールデンボートブリッジという競艇予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

ゴールデンボートブリッジという競艇予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ ゴールデンボートブリッジの無料予想(2022/07/04)

まずこのレースを予想する上でポイントになるのは、6号艇吉田進入である。
6号艇時に基本的に前付けを行う吉田であるので、ここも3コースあたりまで動いて来そうであったのだ(初日にFはあるものの、進入柔軟なこのメンバーであれば動く可能性は非常に高かった)
なので、進入は126/345になると予想できた。

この進入になると、一番有利になるのはどの艇だろうか?
それは間違いなく3号艇廣瀬であろう。

まずスタートが基本的に早く、4コースカドからまくりを決める事も多い。
その上、3コースに前付けをする吉田のスタートに不安要素があるので、スリット後楽に攻める事ができる。
モーター自体は伸び足が抜群に良いと言うわけではいが、出足中心に全てが水準以上の手応えであったので、スタート一気にまくりにいく可能性が非常に高かったのだ。

廣瀬の相手も簡単で、まくり展開に乗る4号艇松下5号艇堂原、内で差し残す2号艇山本の2・3着で良かった。
進入予想さえきちんと行われていれば、的中させる事のできるレースであったと思う。
そのような中で2号艇山本1着固定の予想をしているようではダメで、ゴールデンボートブリッジの予想には吉田の動きを全く想定していないものにしか見えず、進入の段階で的中する可能性は非常に低かった。

おそらくだが、より内枠にいたという理由だけで山本を推しており、安易な予想だった。

女子競艇ボートレーサー名鑑

  • 登録番号:5056
    出身 : 徳島県
    支部 : 徳島
    級別 : B1級
    T157/46kg/B型
  • 登録番号:5155
    出身 : 福岡県
    支部 : 福岡
    級別 : B1級
    T165/48kg/A型
  • 登録番号:4964
    出身 : 岡山県
    支部 : 岡山
    級別 : A1級
    T161/48kg/A型
  • 登録番号:4937
    出身 : 福岡県
    支部 : 山口
    級別 : B2級
    T160/44kg/A型

トップへ