第77回
★競艇基礎知識〜トリビア

ボートレースの、スタート無事故記録更新!

  1. ボートレースの、スタート無事故記録更新!

    フライングとボートレース

    ボートレースという競技において切っても切れないものといえば「フライング」だろう。

    ボートレース」という競技上の特性から、レースが始まればいつだって起きる可能性があるものだし、選手自身もフライングを起こしてしまうと賞典除外になるだけではなく、何か月もの間レースに参加できなくなる

    ファンにとっては賭け金がそのまま返還されるなど、オッズ的にも変化が出て、大穴を取ったと思ってもそのオッズが安くなっていたりもする。

    要するに、競艇においてのフライングというものは選手にとってもファンにとっても起きて欲しくない出来事なのである。

    しかしスタートで先手を取った方がレースを有利にすすめられるし、勝利にも一番近づくので、どうしても気持ちも先行してしまい、ボートレースのフライングは新人選手を除いては一回もした事がないという選手はいないものだ。

    その中で14年ぶりに、スタート無事故記録が更新されたのだ。(フライングだけではなく出遅れも含む)



    14年ぶりにスタート無事故記録を更新した選手は?

    その歴代の記録を更新した選手とは、愛知支部所属河合三弘(3690)である。

    河合三弘と言うボートレーサースタート無事故記録
     
    河合三弘は74期生として1994年にデビューし、現在27年目のベテラン選手である。

    これまでの歴代1位の記録は5782走だったのだが、2021年5月5日常滑一般戦11Rで河合の連続記録が5783走に到達し、見事に記録更新となった

    河合が最後にフライングしたのを振り返ってみると、22年前の1999年3月14日、徳山新鋭リーグ12Rだ。

    6号艇で登場した河合は果敢に前付けでインコースを奪い、イン逃げを試みようとするのだが、無念にもコンマ02のフライングとなってしまった。
    やはり前付けで進入が深くなってしまったのがフライングの原因だろうし、その他の艇も割と早いスタートを行っていたので、まくられまいと勝負に行ったのかもね。
    とにかくこの22年前のレースのフライングからの記録だから凄い。

    ただスタートを行かなくて、安全なゾーンで勝負をしていればこういった大記録も出るかもしれないが、河合の凄い所はこの22年の間にB1級に属していたのが13期に対して、A2級が29期、A1級が1期と、圧倒的にA級に属していた期間の方が大きいのだ。

    優出65回・優勝4回と、決して安全なスタートだけを切っていたわけではないことが分かるだろう。
    フライングしないようにだけ意識したレースをしていてはこんな結果は残せない

    SGに出場するような強豪選手というわけではないが、この記録を打ち立てた河合三弘という選手の凄さが分かるだろう。現在(2021年7月24日)もスタート無事故記録は継続中なので、この先6000、7000とどんどん記録を伸ばして行って欲しいと思う。



    無事故記録の歴代ベスト5

    記録が更新されたスタート無事故記録であるが、それ以外のものはどうか。
    以下、ベスト5を紹介したい。

    スタート無事故ベスト5 (2021年7月現在)

    1位 河合三弘 5843 (継続中)
    2位 森實(引退) 5782
    3位 林侃(引退) 5308
    4位 佐藤政行(引退) 5146
    5位 小野勇作 4605 (継続中)


    これが歴代スタート無事故ベスト5の記録である。
    現役選手で考えると5位の小野と差が1300走近く開いているのだから、河合三弘の5800というのが如何に凄いかが分かる。

    それと2位の森實の記録だが、これは森が引退する2007年11月27日までの記録で、記録を更新し続けたままの引退だったわけだが、ぜひ河合をはじめ、小野にもこのまま無事故で現役生活を終えてもらいたいものでもある。

    あと9・10位にはどちらも加藤峻二がいるのだが、加藤は引退直前に参加していたレースでフライングを切ってしまった事から引退を決断したらしい。
    それくらいにスタート無事故を続けていた選手なのだ。
    そんな中でSGやG1を数多く優勝するような名選手であったという事は、ほんとに凄いとしか言いようがない。



    通算フライング回数ランキング

    スタート無事故の記録を紹介してきたが、逆にフライングの記録はどうか?

    通算フライング回数のランキング(2021年7月現在)

    1位 上島久男(引退) 94回
    2位 藤原辰馬(引退) 88回
    3位 貴田宏一(引退) 77回
    3位 田頭実 77回
    3位 西島義則 77回
    6位 長嶺豊(引退) 76回
    6位 関忠志(引退) 76回
    8位 原由樹夫(引退) 75回
    9位 吉田茂幸(引退) 74回
    10位 早瀬薫平(引退) 73回


    まず上島久男の94回がズバ抜けて多い(笑)

    上島久男がフライングも恐れぬほどのスタート野郎だった事は、現在の愛知支部のレーサー等のインタビューなどで読んだことがあるが、これほどまでとは。

    94回というと、仮に全てが被り無し(F2やF3など)だとしても、94ヶ月はフライングで休んでいるはずだ。
    つまり8年間以上は稼働していない時期があるという事になる。

    ボートレーサーはレースに出ないと賞金をもらえないので、8年間以上無給だったのだ。
    凄いというより、生活大丈夫だったのか?って心配になってしまう数字である。

    現役では田頭実西島義則の両選手が77回と最多だ。

    田頭実と言えばセンター・アウトからの攻めで有名な選手であり、過去にはF3という状況の中でG1を優勝した事もある。
    どんな状況でもここぞという場面ではスタート勝負をする、男気ある選手だ。

    西島義則前付けの鬼であり、やはり深くなった進入によってスタートのリスクも高まり、フライングを切ってしまうのではないだろうか。
    ある意味納得の数字である。

    基本引退した選手が多いのだが、どれだけ昔の選手はスタート勝負をしていたのだろうと思ってしまう。
    まぁこれに関しては通算なんで、より選手生活を長くやっている方が回数が多くなるのは当たり前で、今の現役選手と一概に比べる事もできないのだが。

    ただこの先田頭・西島がどれくらい回数を伸ばしてくれるのかという所には注目しておきたいものである。
    たぶんこれ以降もフライングするだろうから(笑)

    スタート無事故にしてもフライング回数にしても、やはりボートレースを面白くするのはそのスタートだと思うので、これからも選手独自の色を貫いて楽しいレースを我々ファンに見せて欲しいものである。


優良競艇予想サイトを探すなら、競艇予想サイト検証.COM

競艇予想サイトを検索

検索
競艇予想サイトを検索!

無料予想のある、優良競艇予想サイト

優良競艇予想サイトを探すなら、
競艇予想サイト検証.COM

競艇予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

競艇ダンシャリという競艇予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

競艇ダンシャリという競艇予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ 競艇ダンシャリの無料予想(2023/03/29)

競艇ダンシャリの無料予想(無料情報)だが、提供されたのは宮島7R。5号艇井本だけがA級、それ以外はB級と少々難解なレースのように一見すると見える。 しかし、このレースは自信を持って1着軸に推せる選手がいた。
1号艇町田である。

1号艇の選手に自信を持ってと書くのも少し恥ずかしい(笑)のだが、この町田のイン戦を信頼できるかどうかが予想の最大のポイントであった。
競艇ダンシャリの無料予想としては2号艇田頭や、3号艇河野を1着軸にしている事から、信頼できないと判断したのだろう。
ここが大きく間違っている

町田は今節の成績こそ振るわないが、足自体は中堅レベルはあり、決して悪いわけではない。
インから持たせるには十分であった。

そして、これ以上に強調したいのは、1号艇町田のイン1着率がB級としては異様に高い事だ。
1着率は約72%、数字だけ見ればA1級レベルである。

勝率4点台のB級選手がこれだけ高いのは非常に珍しい。
間違いなく町田はインが得意だと言えるのだ。
これが1着軸で信頼できると言った最大の理由である。

選手は皆得意なコースや苦手なコースがある。
各コースでどのようなレースをするかの特徴もあるので、級別に関わらずこうしたデータはしっかりと予想に組み込まなくてはならないだろう。

ドレミボートという競艇予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

ドレミボートという競艇予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ ドレミボートの無料予想(2023/03/27)

最近またの無料予想(無料情報)の調子が悪くなってきたドレミボートだが、検証した唐津11Rの1号艇で登場したのは大上卓人である。
直近6ヶ月の1コースでの1着率は約78%と高く、基本的にはその逃げを中心視できる。

インでスタート遅れる事が極めて少ないのが、1着率の高さの主な要因であり、その上センター枠の3号艇樋口や、4号艇岡本が伸びる気配でない事を考えると、ここは大上の1着固定で大丈夫であったと思う。

2・3着に関しては混戦だったが、その中でも3号艇樋口が少し分が良かった。
特に出足が良く、3コースから先に攻めて行っても残せる足色であった。

気配的にはその次に2号艇大平、4号艇岡本が続き、6号艇寺嶋は全ての足が劣勢であった。
特に4号艇岡本に関しては、初日結果が出ていないがこれは6コースなのが原因で、決して足負けしているわけではない。
現状では中堅程度という感じである。

このように機力を中心に組み立てれば、1号艇大上から2号艇大平・3号艇樋口・4号艇岡本の内枠勢を相手にしたシンプルな予想で良かった。

5号艇岡部は気配的には大平や岡本と同じくらいはあるが、何と言っても5コースの連対率が約9%と低すぎる。
3連対率でも約18%であるから、絡む可能性は低かったのだ。

予想としては、大平の1着逆転が要らない。
大平の2コース1着率も高くないし、逆転できるだけの足はないからだ(モーター分析をしっかりとしていれば分かる)。 この予想を樋口や岡本の2着まで振っていれば的中できていただろうだけに残念である。

シンプルな予想でも、的中できる簡単なレースだったとまとめておきたい。

女子競艇ボートレーサー名鑑

  • 登録番号:5056
    出身 : 徳島県
    支部 : 徳島
    級別 : A2級
    T157/45kg/B型
  • 登録番号:5155
    出身 : 福岡県
    支部 : 福岡
    級別 : B1級
    T165/45kg/A型
  • 登録番号:4964
    出身 : 岡山県
    支部 : 岡山
    級別 : A2級
    T162/47kg/A型
  • 登録番号:4758
    出身 : 東京都
    支部 : 東京
    級別 : A2級
    T163/52kg/B型

トップへ