第70回
競艇の楽しみ方〜競艇選手編

アウト屋澤大介の、最後のレース?

  1. アウト屋澤大介の、最後のレース?

    競艇、ボートレースは内コースが人気

    競艇、ボートレースはその競技の性質上内のコースが圧倒的に強い競技だということは「競艇の1コースの勝率」でもデータを元に解説したことがある。

    その特性があまりにも大きいので、選手達は誰もが内のコースに入ろうとするのが「普通」だ。

    イン屋と言われるような、内のコース専門で走るレーサーはけっこういるし、イン屋でなくてもここぞという場面では、進入争いから動いて内枠を取りに行こうとする選手は非常に多い。
    よほどの理由がない限りは、アウトからスタートするのは勝率が下がるので嫌なものである。


    アウト屋といえば、この3人

    ただそんな選手心理に反するかのようにアウト専門(6コース専門)でレースをする「アウト屋」と呼ばれる選手達が存在する。

    それは以前に「競艇界のアウト屋たち」でも紹介したことのある、小川晃司阿波勝哉澤大介の3名の選手である。

    これだけインコースが強くなった現在のボート界において、自ら勝率の低いコースを取りにいく彼らの存在はとても貴重で、1号艇でもコース取りしないで6コースに出るというのはかなり勿体ないことで、理由は分かるがなかなか心情を理解するのが難しい。

    そんなボート界の稀有な存在であるアウト屋だが、どうやら異変が起きているようなのだ。

    というのも、これまで「アウト屋」一筋だった3人の一人「澤大介」がアウト屋を引退するというというのである。
    競艇ボートレースのアウト屋、澤大介がアウト屋をやめる?
     


    突如出た、澤大介のアウト屋引退発表

    あれだけアウト専門職でやってきた澤大介が、突然「アウト屋を引退する」と、本人の口から発表があった。

    その発表はYouTubeの坂口周チャンネル動画内で行われた

    坂口は澤と同じ三重支部の後輩であり、動画見ると日頃から親交があるようだ。
    そんな事もあって、このチャンネル内の動画で発表されたのだ。

    YouTubeの坂口周チャンネルにて澤大介のアウト屋引退発表が!
    YouTubeで澤大介のアウト屋引退発表


    とにかくその動画を一回見てみて欲しい

    序盤「なぜアウト専門やるの?」という坂口の質問に対して、澤が持論を話すのだが、3分過ぎたあたりから本題が始まる

    澤によると、やはり大外一本でレースをするのが厳しくなってきた事アウト屋引退の最大の要因ということだ。

    持ちペラ制の廃止(2012年4月まで)によって、自分好みの大外用ペラを使えなくなったというのも大きかったらしい。

    確かにここまでインコースが強くなってしまっては、大外一本で結果を残していくのは大変であろう。
    実際ここ最近の澤の勝率4点台前半で、B1級でも中間~下のレベルという位置で、かなり厳しくはなってきていた。

    そんな中で決断を下したわけだが、本人的にも相当悩んだんだろう。
    動画の感じを見ていてもそれが伝わってくる。

    これから自分がどのようなレーススタイルになりたいかという前向きな話もしていて、個人的にはそこが一番気になる所ではあった。
    アウト屋からイン屋への転向、みたいな話題のシーンは良かったし、実際にそうなれば相当おもしろいのではないかと思う。

    動画が配信された段階で、アウト屋として走るのはフライング休み前の平和島が最後だと話していた。
    偶然にもそのレースのタイトルが「ダッシュ島グランプリ」というのも(引退するわけではないがなんだか寂しい感じもする)アウト屋澤が最後に走るレースとしてふさわしいと思った。

    ちなみにであるが、この動画の再生回数は1月29日現在で 9万2500回再生を超え、その他の坂口周チャンネルの動画よりも圧倒的に多い
    やはりみな澤の事を注目していたという事だろう。



    澤大介が「アウト屋引退」と断言するワケ

    以前は「アウト屋やめるなら引退する」とまで言っていた澤だったが、実際は競艇を去って引退するわけではない
    今回のYouTube動画は、本人の決意表明であり、ファンに対してのメッセージだと思う

    ファンは6コースに絶対入ると思って予想を組み立てているので、いきなり枠を主張し始めると裏切った感になると思ったからじゃないだろうか。
    (個人的には奇襲的に進入変えてもいいとは思うが、今のファンは進入変わるとすごく怒るのでそこを考慮したのかと)

    澤としても断言する事によって、一つの区切りとしたかったのかもしれない。



    澤大介のアウト屋最後のレース

    2021年1月26日に行われた平和島第11Rがアウト屋澤としての最後のレースとなった。

    この平和島の節間、初日1走目を除いて(チルト2度)オールチルト3度で出走をしていた澤は予選5走中3連対3本の好成績を収め、最終日も選抜戦に選出されていた。

    6号艇で出走しここもチルト3度にしていたのでスタート後は伸びていったのだが、1マークまでにまくり切れず5着に敗れてしまった。

    それでもコンマ05の早いスタートを切っていたし、内を締めていく辺りは澤の真骨頂を見た気がした。

    インはコンマ01のトップスタートだった。
    もし、内枠勢がもっとスタート遅ければ、最後を有終の美で飾る事も出来たであろうと思うとちょっと残念ではあったかな。

    レースの様子はリンク貼っておくので、ぜひ見て欲しい

    澤大介のアウト屋最後のレース
    澤大介のアウト屋最後のレース



    澤の次走はフライング休みが明けた3月2日からの宮島一般戦である

    これが→宮島一般戦出場メンバーとなる。

    アウト屋を引退した澤がどういった走りを見せるだろうか。
    そのコース取りから注目して見たい。楽しみである。


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▲ Lボートの無料予想(2023/05/29)

Lボートの無料予想(無料情報)だが、三国12Rは三国一般戦優勝戦。
1号艇には足が完全に仕上がった高橋が乗艇していた。

ここまで節間6勝オール3連対とほぼ完ぺきな成績を残していただけでなく、インでは現在10連勝中
今節3度のイン戦もものにしており、優勝は相当堅かっただろう。 1着固定で問題ない

2着も2号艇松田がかなり有力であった。
このメンバーでは実力上位であり、ここ三国は地元水面。
行き足中心にモーターは上々で、2コースから差し続けば順当に2着に来る可能性は非常に高かったように思う。
松田自身が「差し」を得意にしている選手という事も大きい。

しかし、3着争いに関しては混戦であった。
気配的な面で言えば4号艇前出が出足中心に良かったのだが、4コースでの成績が芳しくない。
2連対率は19%、3連対率も約33%と、4コースの成績にしてははっきり言ってかなり物足りない数字であったのだ。

3号艇中山は3コースの3連対率は約57%もあるので、3着候補には入れておかなくてはならないだろう。
そして、6号艇小池も6コース時には3連対率は約39%と、6コースにしてはかなり3着に絡んでいる(5号艇山本の5コース3連対率は26%でそれよりも高い)
両者ともに足は中堅程度はあった。

なので3着候補の筆頭は中山・小池で良かったと見る事ができる。
特に小池に関しては6コースという事で軽視されがちになるので、ここは絶対に買い目に入れておかなければいけなかったのだ。

久々に見たLボートの予想はよくある内から順に選んだだけの単純なものであった。

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▲ 千両舟の無料予想(2023/05/31)

千両舟の無料予想(無料情報)だが、2レース連続不的中であったのだが、その内容がかなり悪い

2023/05/31 (多摩川3R)
まず多摩川3R
1号艇杉山1着の予想しか出していないのだがここが間違っている

今節の杉山はとにかくスタートが決まっておらず、平均タイミングもコンマ24とかなり遅い
これは前節切ったフライングの影響だと思われ、このイン戦でもスタート遅れの危険性はかなりあったのだ。
なので、この状況で杉山を絶対視するのは相当おかしいし、1着固定の予想だけしか出していないのも意味不明であった。

3号艇常住は昨日連勝しており、気配的に上向きな事を考えれば1着で予想する事はできた。
少なくとも杉山のインよりは信頼度は高かったように思えたぞ。


2023/05/31 (多摩川4R)
そして多摩川4R
ここも1号艇柳瀬3号艇間嶋の1着予想をしているのだが、理由が全く分からない
柳瀬は今節の成績通り足は良くなく、その上インでの1着率も低い(30%)。
間嶋に関しても近況3コース戦での1着は少なく(約8%)、2・3着の傾向が強い。
モーター的に出ていく足もないので1着は正直厳しかった。

一方、2号艇長野は前日4コースから1着を取っているように、ターン後の押し感が良く、2コースから差し切るのには十分な足色であった。
素直に長野中心の予想で良かったのだ。

どちらのレースも全く見当はずれな不的中。
なぜそのような予想になったのかは分からないが、久々に検証した千両舟の予想は、まるで素人が予想をしていると言われても仕方がないレベルのひどさであった。

女子競艇ボートレーサー名鑑

  • 登録番号:5056
    出身 : 徳島県
    支部 : 徳島
    級別 : A2級
    T157/45kg/B型
  • 登録番号:5155
    出身 : 福岡県
    支部 : 福岡
    級別 : B1級
    T165/45kg/A型
  • 登録番号:4964
    出身 : 岡山県
    支部 : 岡山
    級別 : A2級
    T162/47kg/A型
  • 登録番号:4758
    出身 : 東京都
    支部 : 東京
    級別 : A2級
    T163/52kg/B型

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