第15回
競艇の楽しみ方〜番外編

比較されがちな競艇と競輪

  1. 比較されがちな競艇と競輪

  2. 国に認められている公営競技といえば、競馬競艇競輪オートレースあたりだろうが、この中でも競馬は別格の存在としてあると思われる。

    というのも、売り上げも他の3種とは桁違いに多く、ファンの人数も全然違うからだ。
    そしてそもそもだが、主役が馬(動物)であるというのが決定的に違うので、「公営競技」という同じくくりではあるが、「競技」としては競艇と比べる事自体が基本的にはナンセンスだと思っている。

    では残りの3種の中で一番売上が高いのはどれだろうか?
    そう、それは当然、競艇である。
    近年は売り上げも好調のようで、この3つの中では突出していると思われる。
    その好調ぶりは六本木の一等地に「ボートレース振興会ビル」を建てたのだから、自ずと伝わるだろう。


    昔から競艇競輪よく比べられがちだった。
    実際、私もここ最近までは違いがよく分からなかったし、競馬以外のものはほとんど知らないといった人が世の中の大半なのではないだろうか?

    オートレースなどは全国に5場しかなく元SMAPの森且行選手がオートレーサーに転身したので、その影響で知ってる人も多いだろう。

    実際、実力のある選手ではあるが、オートレースのオフィシャルサイトでも「選手を知ろう」というページで森且行選手だけを全面押しだ。
    それくらい他の選手のことは知る機会も無く、オートレースの存在すら知らない人が多いと思う。
    元SMAPの森且行オートレーサー
     
    競艇においては「艇」と「自転車」の段階で全然違うと思うのだが、それでも競艇と競輪を一緒のように扱っている人も多いそうだ。
    そこで今回は、この競艇と競輪の違い軽くではあるが紹介していきたい。



  3. 競艇と競輪の、競技性の違い

  4. 」と「自転車」の段階で違いは明らかなのだが、その競技の方法もまったく違う

    競技性の決定的な違いは、競艇1周目1マークまでが勝負所なのに対し、競輪ゴールまでが勝負だという事だ。

    競艇の場合、1着を走っている艇の波が残るため、その後続の艇は逆転しずらいといった特徴があるからこのようになってしまうのだが、競輪の場合はシンプルに最初にゴールしたものが勝つといったものになる。

    ただ競輪においても、最後の1周半が勝負所であり、その前の周回はライン取りなどだけで、あんまりよく分からない感じになっている。
    これは、人間が全力で走り切れる距離には限界があるというところから、最後の1周半だけの勝負になっているのではないだろうか。
    ※競輪ファンの方、知識薄で申し訳ないです!



  5. 競艇と競輪の、斡旋数の差

  6. 競艇の場合は、1節間に斡旋される人数は40人〜52人程度であるのに対し、競輪100人以上の選手が斡旋される。

    これは、競艇6艇立てという競輪よりも少ない数でレースが行われるというのと、1選手が1日に2回走る事ができるというのがその要因だ。

    競輪9車であるし、選手も1レースで相当疲労がたまるため、1日に1回しか出走できないのだ。
    それにしても、100人も超えるような人数なので、新聞記者の人は取材が大変だろなーと思う。



  7. 競艇と競輪の、上下関係

  8. 競艇と競輪の違いの大きなものとして「上下関係」というのもある。

    競艇の場合は、先にデビューした方が先輩となり、年齢が下でも期が後輩なら「さん付け」がほとんどなのである。
    その逆に、年上でも「くん付け」の場合もあり、同期に関しては、年関係なくタメ口で話している。
    そう考えると競艇業界は「お笑い芸人」の「上下関係」と似ているのかもしれないw

    その一方で競輪では、生まれ年や学年で呼び方が決まるのだ。
    着が下の選手にも「さん付け」をするし、その逆もしかりだ。
    同期に関しても、年齢が上なら「さん付け」をする、至って「普通」の上下関係。

    どちらがいいとかではなく、そういう業界の風習みたいなのが全然違うというのも「違い」として面白いので挙げてみた。



  9. 競艇選手と競輪選手の、開催中の1日の使い方

  10. 競艇選手はレースが終わってからも、モーター調整や試運転、その他の雑務があり基本的にレース場にいる間は忙しいのに対し、競輪選手は自分の出番が終わった後は、ほぼ1日がフリー時間となり、暇となる

    ここの違いもかなり大きい。

    競艇は、モーター自体がその節ごとに違うので、この調整を開催中にしなければならない。そしてその調整によって続くレースに影響が出てくるので、常に忙しいのだが、競輪は開催が始まるまでの準備や練習がとても大切で、開催期間中に練習などをしてもそこまで上積みをすることが出来ないのだ。

    この暇な時間に競輪選手は会話やコミュニケーションを積極的にとる事で、人間関係を築いている。
    競輪競艇以上に「心理戦」の部分が大きく、人間同士の絆などが大事になってくるので、そういった意味ではこの「暇な時間」というのも「大切な時間」と言える。


    このあたりが競艇と競輪の違いだ。
    まぁ、艇と自転車の違いがあまりにも大きいのでそれ以上の違いはないのだが、こまかな部分の違いは他にも沢山あると思う。
    「競艇」よりも「競輪」は心理戦の部分が多いので、初心者には難しいかもしれない(笑)


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▲ 千両舟の無料予想(2023/05/31)

千両舟の無料予想(無料情報)だが、2レース連続不的中であったのだが、その内容がかなり悪い

2023/05/31 (多摩川3R)
まず多摩川3R
1号艇杉山1着の予想しか出していないのだがここが間違っている

今節の杉山はとにかくスタートが決まっておらず、平均タイミングもコンマ24とかなり遅い
これは前節切ったフライングの影響だと思われ、このイン戦でもスタート遅れの危険性はかなりあったのだ。
なので、この状況で杉山を絶対視するのは相当おかしいし、1着固定の予想だけしか出していないのも意味不明であった。

3号艇常住は昨日連勝しており、気配的に上向きな事を考えれば1着で予想する事はできた。
少なくとも杉山のインよりは信頼度は高かったように思えたぞ。


2023/05/31 (多摩川4R)
そして多摩川4R
ここも1号艇柳瀬3号艇間嶋の1着予想をしているのだが、理由が全く分からない
柳瀬は今節の成績通り足は良くなく、その上インでの1着率も低い(30%)。
間嶋に関しても近況3コース戦での1着は少なく(約8%)、2・3着の傾向が強い。
モーター的に出ていく足もないので1着は正直厳しかった。

一方、2号艇長野は前日4コースから1着を取っているように、ターン後の押し感が良く、2コースから差し切るのには十分な足色であった。
素直に長野中心の予想で良かったのだ。

どちらのレースも全く見当はずれな不的中。
なぜそのような予想になったのかは分からないが、久々に検証した千両舟の予想は、まるで素人が予想をしていると言われても仕方がないレベルのひどさであった。

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▲ Lボートの無料予想(2023/05/29)

Lボートの無料予想(無料情報)だが、三国12Rは三国一般戦優勝戦。
1号艇には足が完全に仕上がった高橋が乗艇していた。

ここまで節間6勝オール3連対とほぼ完ぺきな成績を残していただけでなく、インでは現在10連勝中
今節3度のイン戦もものにしており、優勝は相当堅かっただろう。 1着固定で問題ない

2着も2号艇松田がかなり有力であった。
このメンバーでは実力上位であり、ここ三国は地元水面。
行き足中心にモーターは上々で、2コースから差し続けば順当に2着に来る可能性は非常に高かったように思う。
松田自身が「差し」を得意にしている選手という事も大きい。

しかし、3着争いに関しては混戦であった。
気配的な面で言えば4号艇前出が出足中心に良かったのだが、4コースでの成績が芳しくない。
2連対率は19%、3連対率も約33%と、4コースの成績にしてははっきり言ってかなり物足りない数字であったのだ。

3号艇中山は3コースの3連対率は約57%もあるので、3着候補には入れておかなくてはならないだろう。
そして、6号艇小池も6コース時には3連対率は約39%と、6コースにしてはかなり3着に絡んでいる(5号艇山本の5コース3連対率は26%でそれよりも高い)
両者ともに足は中堅程度はあった。

なので3着候補の筆頭は中山・小池で良かったと見る事ができる。
特に小池に関しては6コースという事で軽視されがちになるので、ここは絶対に買い目に入れておかなければいけなかったのだ。

久々に見たLボートの予想はよくある内から順に選んだだけの単純なものであった。

女子競艇ボートレーサー名鑑

  • 登録番号:5056
    出身 : 徳島県
    支部 : 徳島
    級別 : A2級
    T157/45kg/B型
  • 登録番号:5155
    出身 : 福岡県
    支部 : 福岡
    級別 : B1級
    T165/45kg/A型
  • 登録番号:4964
    出身 : 岡山県
    支部 : 岡山
    級別 : A2級
    T162/47kg/A型
  • 登録番号:4758
    出身 : 東京都
    支部 : 東京
    級別 : A2級
    T163/52kg/B型

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