第12回
競艇の楽しみ方〜考えてみた編

1マークの幅員で勝率が変わるか?

  1. 1マークの幅員で、勝率が変わるのか?

  2. 競艇ボートレースでは、24場どの競艇場も1マークから2マークまでの間隔は、300mで変わりがない

    しかし、その競艇場の広さや、各マークの幅などは、それぞれの競艇場によって全然違うのだ。

    浜名湖競艇場のような水面が広い競艇場であれば、1マークにおいて思い切って攻めることができるだろうし、逆に戸田湖競艇場みたいに狭い競艇場だと、あまり全速で攻めて、艇が流れてしまうと、対岸の消波装置にぶつかりそうになることもある。
    そこには各競艇場の、特性がやはりあるのだ。


    では、1マークの幅員(スタンド側のフェンスから1マークまでの長さ)はどうだろか。
    競艇場の1マークの幅員は競艇場ごとに違う
     
    この幅員(ふくいん)が狭ければ、1マークのターンマークから、客席スタンドまでの距離が短いだろうし、5・6コースの艇もよりターンマークに近くなる。

    つまり、ターンマークがより近いという事は、普通に考えれば、この2コースの走る距離も自ずと短くなるので、5・6コースの勝率も上がるのではないだろうか??

    逆に遠ければ、5・6コースは、走る距離も長くなるはずなので、勝率も下がってしまうかもしれない。

    今回、かなり個人的な主観でそのように思えたので、この1マークの幅員とアウトコース (5・6コース)の勝率に、本当に相関性があるのか検証してみた


    「1マークの幅員」で勝率が変わるのか?



  3. 各レース場の1マークの幅員

  4. それでは、実際に各競艇場からオフィシャルで発表されている1マークの幅員を見ていきたい。
    5・6コースの勝率が高くなりそうな、狭い順にランキングしてみた。

    順位  競艇場   幅員
    1   戸田    37m
    1   平和島   37m
    3   江戸川   37.1m
    4   常滑    40m
    4   津     40m
    4   宮島    40m
    7   多摩川   41m
    7   若松    41m
    9   蒲郡    41.3m
    10  丸亀    42m
    10  唐津    42m
    12  浜名湖   42.7m
    13  児島    43m
    13  下関    43m
    15  びわこ   44m
    16  三国    45m
    16  住之江   45m
    16  鳴門    45m
    16  徳山    45m
    20  桐生    47m
    21  大村    48m
    22  尼崎    49.104m
    23  福岡    50m
    24  芦屋    53m


    以上が、各競艇場の1マークの幅員である。

    まず思うのが、1マークの幅員が一番狭い1位戸田競艇場や、平和島競艇場37mと、24位芦屋競艇場53mとでは、実に16mも差があるという事だ。

    戸田競艇場の1マークの幅員
    ↑ 戸田競艇場



    芦屋競艇場の1マークの幅員
    ↑ 芦屋競艇場



    私的には、かなり違うと思う。
    16mもあれば、競艇の艇だと7・8艇は入るスペースだろうし、1マークまでの艇間というのも全然変わってくるだろう。
    そう考えると、芦屋競艇場の53mは破格的に長いのかもしれない。

    なぜだか分からないが、傾向として東日本の競艇場の方が狭く西日本の競艇場の方が広いようにも思える。

    実際に 1位、2位は関東の戸田・平和島であるし、23位、24位は福岡・芦屋の九州圏である。その土地土地の性質なのか、土地代なのか分からないが、そういった傾向がある事も、個人的には面白い発見だった。


    あと特に目を引くのが、尼崎競艇場の幅員だ。
    49.104mとは(笑)…つまり、49m 10cm 4mmという事だろ?…ここまで細かく計測しているとは。
    本当に4mmというところまで測れたのかはわからないが、コレってもう「苔」の厚みくらいのレベルだろう。コンクリートの凹凸の差もこれくらいはありそうだw

    因みに今では22位になった尼崎競艇場が、昔2012年頃の尼崎競艇場は、61.390mもあった。
    この頃だとダントツに尼崎競艇場が最長で、戸田競艇場との差は24.39mにもなっていた。



  5. 各競艇場の5・6コース1着率

  6. では本題の「1マークの幅員で、勝率が変わるのか?」という疑問に戻り、この1マークの幅員と、5・6コースの1着率の合計に相関性があるのかを見ていきたい。

    以下が、5・6コースの1着率のランキングである。

    順位  競艇場   1着率   幅員順位
    1   平和島   11.8% 2位
    1   江戸川   11.8% 3位
    3   桐生    10.3% 20位
    4   蒲郡    9.5%  9位
    5   丸亀    9.4%  10位
    6   鳴門    9.3%  16位
    7   浜名湖   9.1%  12位
    7   戸田    9.1%  1位
    9   多摩川   8.7%  7位
    10  宮島    8.5%  4位
    11  常滑    8.4%  4位
    12  若松    8.3%  7位
    13  児島    8.1%  13位
    14  びわこ   8.0%  15位
    15  下関    7.6%  13位
    16  津     7.0%  4位
    17  住之江   6.9%  16位
    18  尼崎    6.8%  22位
    19  唐津    6.6%  10位
    19  福岡    6.6%  23位
    19  芦屋    6.6%  24位
    22  三国    6.5%  16位
    23  徳山    5.6%  16位
    24  大村    4.4%  21位


    以上が5・6コースの1着率ランキングだ。
    何とも微妙な結果となってしまった。

    確かに幅員の狭い平和島競艇場(幅員 1位)、江戸川競艇場(幅員 3位)の1着率が高いのには相関性は見られそうだが、それ以外の数字としては、あまり関係性がないように思われる
    桐生競艇場(幅員 20位)などが上位にランクされているあたりがそうだろうし、戸田競艇場(幅員 1位)もそこまで1着率が高いとは思えない。


    ただ、圧倒的に幅員の広い福岡競艇場(幅員 23位)と芦屋競艇場(幅員 24位)の1着率が低いのは、やはり「1マークの幅員」によるものなのかという印象を受けた。
    「アウトコースだと遠い」ともっぱら評判のこの2場だけに、素直な結果が出ている。

    5・6コースの1着率が 23位の徳山競艇場(幅員 16位)と、24位の大村競艇場(幅員 21位)については、そもそも1コースの1着率が圧倒的に高いだけに、自然と5・6コースの勝率は少なく、この数字になっているという側面もある。
    相関性としても微妙だが「ある気もする」というところか。



  7. 私的な結論〜アリか、ナシ?

  8. …そう考えてみると「私的な結論」としては、やはり1マークの幅員とアウトコースの勝率には相関性があると結論づけたい。

    少なくとも「幅員の広い競艇場ではアウトコースが弱い」とだけは言えるのではないだろうか。

    まぁこの相関性が直接的に、舟券に役に立つとは言い難いので、あくまで個人的な関心と、参考程度に覚えておいてもらえたらいいと思う。
    いやー、何とも微妙な結果でスミマセンでした(笑)


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▲ Lボートの無料予想(2023/05/29)

Lボートの無料予想(無料情報)だが、三国12Rは三国一般戦優勝戦。
1号艇には足が完全に仕上がった高橋が乗艇していた。

ここまで節間6勝オール3連対とほぼ完ぺきな成績を残していただけでなく、インでは現在10連勝中
今節3度のイン戦もものにしており、優勝は相当堅かっただろう。 1着固定で問題ない

2着も2号艇松田がかなり有力であった。
このメンバーでは実力上位であり、ここ三国は地元水面。
行き足中心にモーターは上々で、2コースから差し続けば順当に2着に来る可能性は非常に高かったように思う。
松田自身が「差し」を得意にしている選手という事も大きい。

しかし、3着争いに関しては混戦であった。
気配的な面で言えば4号艇前出が出足中心に良かったのだが、4コースでの成績が芳しくない。
2連対率は19%、3連対率も約33%と、4コースの成績にしてははっきり言ってかなり物足りない数字であったのだ。

3号艇中山は3コースの3連対率は約57%もあるので、3着候補には入れておかなくてはならないだろう。
そして、6号艇小池も6コース時には3連対率は約39%と、6コースにしてはかなり3着に絡んでいる(5号艇山本の5コース3連対率は26%でそれよりも高い)
両者ともに足は中堅程度はあった。

なので3着候補の筆頭は中山・小池で良かったと見る事ができる。
特に小池に関しては6コースという事で軽視されがちになるので、ここは絶対に買い目に入れておかなければいけなかったのだ。

久々に見たLボートの予想はよくある内から順に選んだだけの単純なものであった。

千両舟という競艇予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

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▲ 千両舟の無料予想(2023/05/31)

千両舟の無料予想(無料情報)だが、2レース連続不的中であったのだが、その内容がかなり悪い

2023/05/31 (多摩川3R)
まず多摩川3R
1号艇杉山1着の予想しか出していないのだがここが間違っている

今節の杉山はとにかくスタートが決まっておらず、平均タイミングもコンマ24とかなり遅い
これは前節切ったフライングの影響だと思われ、このイン戦でもスタート遅れの危険性はかなりあったのだ。
なので、この状況で杉山を絶対視するのは相当おかしいし、1着固定の予想だけしか出していないのも意味不明であった。

3号艇常住は昨日連勝しており、気配的に上向きな事を考えれば1着で予想する事はできた。
少なくとも杉山のインよりは信頼度は高かったように思えたぞ。


2023/05/31 (多摩川4R)
そして多摩川4R
ここも1号艇柳瀬3号艇間嶋の1着予想をしているのだが、理由が全く分からない
柳瀬は今節の成績通り足は良くなく、その上インでの1着率も低い(30%)。
間嶋に関しても近況3コース戦での1着は少なく(約8%)、2・3着の傾向が強い。
モーター的に出ていく足もないので1着は正直厳しかった。

一方、2号艇長野は前日4コースから1着を取っているように、ターン後の押し感が良く、2コースから差し切るのには十分な足色であった。
素直に長野中心の予想で良かったのだ。

どちらのレースも全く見当はずれな不的中。
なぜそのような予想になったのかは分からないが、久々に検証した千両舟の予想は、まるで素人が予想をしていると言われても仕方がないレベルのひどさであった。

女子競艇ボートレーサー名鑑

  • 登録番号:5056
    出身 : 徳島県
    支部 : 徳島
    級別 : A2級
    T157/45kg/B型
  • 登録番号:5155
    出身 : 福岡県
    支部 : 福岡
    級別 : B1級
    T165/45kg/A型
  • 登録番号:4964
    出身 : 岡山県
    支部 : 岡山
    級別 : A2級
    T162/47kg/A型
  • 登録番号:4758
    出身 : 東京都
    支部 : 東京
    級別 : A2級
    T163/52kg/B型

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