第7回
★競艇基礎知識〜トリビア

グランプリ出場のボーダーライン

  1. グランプリ出場のボーダーラインが1年の目標

  2. 現在の競艇ボートレース界においての最高峰のレースは、間違いなく「グランプリ(賞金王決定戦)」だ。

    このグランプリ(賞金王決定戦)が誕生する前の、4大SG競走などと言われた時代なら、勝率で出場権を獲得できるボートレースダービー(全日本選手権)なんだろうが、それも日々進化している競艇ボートレースでは大昔の話となった。


    …そんな最高峰の戦いに出場するためには、元々は「賞金王」というだけあって、とにかく賞金を稼がなくてはならない

    この賞金争いというものが、競艇界においての一番の注目点だといっても過言ではないだろう。
    どの選手が、年末の大一番決戦に出場することができるのか、ファン歴のまだ浅い筆者でも非常に興味があるところだ。


    実際に選手自身も毎年1月1日に獲得賞金額がリセットされてから、新年早々から新たな戦いがスタートし、グランプリ(賞金王決定戦)を視野に入れられるような「同じ土俵」に上がれるレベルであれば、誰もがこのグランプリに向けて1年間戦いを繰り広げるのだ。

    まぁまず間違いなく、グランプリに出たくないような選手はおらず、出ることを本気で意識しているしていないはあるものの、自分の獲得した賞金額というものは、やはり気になっていることだろう。
    選手にとっても、とても重要な事なのである。

    そんなグランプリは1月1日からSGチャレンジカップの終了をもって出場選手が決まるのだが、このグランプリへの出場基準となるボーダーラインというのはどれくらいなものなのだろうか?
    いくらくらい稼げれば、グランプリに出場することができるのか?

    気になってみたので、過去のグランプリボーダーを調べてみた。



  3. 実際のグランプリ出場のボーダーラインは?

  4. まず初めに書いておきたいのは、グランプリはもうすでに30回以上も行われており、この全てのボーダーを調べて書いても現在の賞金額と全く違うので、2014年以降のボーダーを見ることにした。
    なぜ2014年かと言うと、2014年から 18人出場体制になったからだ。


    現在のグランプリは、2014年から18人出場体制になったのだが、その内の獲得賞金額7位~18位の選手が、まず2日間、ファーストステージを戦う。

    その後、
    その内の得点率上位6人が、獲得賞金額1位~6位までの選手合わせて、12人で 3日間セカンドステージの戦いを行う。

    そして最後のクライマックスは、
    この得点率上位6人で、最終日に優勝戦が行われるという流れになっている。


    獲得賞金6位までに入っていれば、ファーストステージはシード扱いで、戦わずして通過することができるので、そういう意味では、6位と7位の差は、選手達にとってかなり重要になる。
    なのでファーストステージが自動クリアとなる「6位」と、出場制限となる「18位」に焦点をあてて見ることにした。

    まず18位、正真正銘のグランプリボーダーからだ。
    参考までに、19位の賞金も記しておく。
    競艇ボートレースにおけるグランプリ出場ボーダー18位19位
     
    以上が、グランプリ出場のボーダーだ。
    現行制度になった2014年や、2015年あたりは、5000万円程がボーダーだったそうだが、毎年その額は上昇し、今では5700万円あたりにまでに上がっている。
    2014年前までは無かった「18位の争い」というものが選手間でも定着し、1年を通しての戦い方が分かってきたことが、この上昇の要因ではないかと推測できる。

    そう考えれば、やはり選手にとっての本当のボーダーは5700万円あたりにという事になるだろう。
    …2016年や 2017年のように、たった30万の差でグランプリに出場できるかどうかが変わると思うと、常日ごろの一走一走、積み重ねの大事さが見えてくる。



    次にセカンドステージから登場の、6位のボーダーを見ていきたい。
    こちらも、参考程度に7位も書いておく。
    競艇ボートレースにおけるグランプリ出場ボーダー6位7位
     
    以上が、6位のボーダーだ。
    見るとわかるように2017年が例外的に高いが、大体7800万あたりが6位のボーダーだろう。


    ただここには書いていないが、この5年間いずれの年も賞金額の高いSGを複数回優勝する選手が出ており、獲得賞金の偏りがあった。
    それは18位のボーダーにはさほど影響はないだろうが、6位のボーダーには十分関わってくることで、グランプリまでに7つのSGレースがあるので、これを全て違う選手が優勝すれば、自ずとボーダーは上昇するというわけだ。

    なので、この「6位のボーダー」はあくまで参考程度に見ておいた方がいいのかもしれない。



  5. 賞金体系改定の影響?

  6. 前章で紹介したボーダーは2018年までのものであるが、2019年の4月から「競艇ボートレース奨金額の変化」でも書いたように、SG・G1を含めて、全てのレースの賞金額が上昇しており、そこは加味する必要性があるだろう。

    今後、賞金額の上昇の額から言って 18位のボーダーは6000万あたり、6位のボーダーは8200万あたりになるのではないかと予想できる。


    確定的ではないのだが、この額を基準に、早い段階で到達すればするほど、より確実に出場できることになるのではないだろうか。
    選手自身も、そのくらいの数字を目標にしていることだろう。
    まぁあくまで予想だが(笑)


    そんな「グランプリの出場ボーダー」を知っておけば、自分の推し選手が現在、どの位置にいるのかと、なんとなく分かるので、参考基準程度に覚えておくと面白いのではないだろうか。


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▲ 千両舟の無料予想(2023/05/31)

千両舟の無料予想(無料情報)だが、2レース連続不的中であったのだが、その内容がかなり悪い

2023/05/31 (多摩川3R)
まず多摩川3R
1号艇杉山1着の予想しか出していないのだがここが間違っている

今節の杉山はとにかくスタートが決まっておらず、平均タイミングもコンマ24とかなり遅い
これは前節切ったフライングの影響だと思われ、このイン戦でもスタート遅れの危険性はかなりあったのだ。
なので、この状況で杉山を絶対視するのは相当おかしいし、1着固定の予想だけしか出していないのも意味不明であった。

3号艇常住は昨日連勝しており、気配的に上向きな事を考えれば1着で予想する事はできた。
少なくとも杉山のインよりは信頼度は高かったように思えたぞ。


2023/05/31 (多摩川4R)
そして多摩川4R
ここも1号艇柳瀬3号艇間嶋の1着予想をしているのだが、理由が全く分からない
柳瀬は今節の成績通り足は良くなく、その上インでの1着率も低い(30%)。
間嶋に関しても近況3コース戦での1着は少なく(約8%)、2・3着の傾向が強い。
モーター的に出ていく足もないので1着は正直厳しかった。

一方、2号艇長野は前日4コースから1着を取っているように、ターン後の押し感が良く、2コースから差し切るのには十分な足色であった。
素直に長野中心の予想で良かったのだ。

どちらのレースも全く見当はずれな不的中。
なぜそのような予想になったのかは分からないが、久々に検証した千両舟の予想は、まるで素人が予想をしていると言われても仕方がないレベルのひどさであった。

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▲ Lボートの無料予想(2023/05/29)

Lボートの無料予想(無料情報)だが、三国12Rは三国一般戦優勝戦。
1号艇には足が完全に仕上がった高橋が乗艇していた。

ここまで節間6勝オール3連対とほぼ完ぺきな成績を残していただけでなく、インでは現在10連勝中
今節3度のイン戦もものにしており、優勝は相当堅かっただろう。 1着固定で問題ない

2着も2号艇松田がかなり有力であった。
このメンバーでは実力上位であり、ここ三国は地元水面。
行き足中心にモーターは上々で、2コースから差し続けば順当に2着に来る可能性は非常に高かったように思う。
松田自身が「差し」を得意にしている選手という事も大きい。

しかし、3着争いに関しては混戦であった。
気配的な面で言えば4号艇前出が出足中心に良かったのだが、4コースでの成績が芳しくない。
2連対率は19%、3連対率も約33%と、4コースの成績にしてははっきり言ってかなり物足りない数字であったのだ。

3号艇中山は3コースの3連対率は約57%もあるので、3着候補には入れておかなくてはならないだろう。
そして、6号艇小池も6コース時には3連対率は約39%と、6コースにしてはかなり3着に絡んでいる(5号艇山本の5コース3連対率は26%でそれよりも高い)
両者ともに足は中堅程度はあった。

なので3着候補の筆頭は中山・小池で良かったと見る事ができる。
特に小池に関しては6コースという事で軽視されがちになるので、ここは絶対に買い目に入れておかなければいけなかったのだ。

久々に見たLボートの予想はよくある内から順に選んだだけの単純なものであった。

女子競艇ボートレーサー名鑑

  • 登録番号:5056
    出身 : 徳島県
    支部 : 徳島
    級別 : A2級
    T157/45kg/B型
  • 登録番号:5155
    出身 : 福岡県
    支部 : 福岡
    級別 : B1級
    T165/45kg/A型
  • 登録番号:4964
    出身 : 岡山県
    支部 : 岡山
    級別 : A2級
    T162/47kg/A型
  • 登録番号:4758
    出身 : 東京都
    支部 : 東京
    級別 : A2級
    T163/52kg/B型

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