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競艇の楽しみ方〜レースの知識編 (女子の男女混合記念V) 〜競艇検証.comの競艇コラム

  1. 競艇は男女混合の競技

  2. 大抵のスポーツであれば、男子と女子は分けられて競技が行われるものだが、競艇ボートレースは「男女混合の競技」である。
    「競馬」では紅一点「藤田菜七子騎手」だけいる。

    陸上競技もそうだし、野球、テニス、サッカーなども男女が同じ舞台で勝負することは無い。
    それは、筋肉のつき方から反射神経、その他のいろいろな肉体的な構造が全然違うわけだから、同じフィールドで勝負をすること自体に無理がある。

    しかし、競艇ボートレースはそこが他の競技と違う。
    男女が同じ条件のもとでレースをする競技は、スポーツの中でも競艇くらいなものなのではないだろうか。

    まぁ、競艇でも女子戦と呼ばれる、女子だけで開催される大会も多いのだが、SGや記念(G1・G2)クラスになれば、ほとんどが男女混合で行われ、そこには女子なので「最低体重」に関しては競馬と同じように多少ハンデキャップはあるが、それ以外は全くない。

    そんな中でだと、やはり女子選手は苦戦しがちで、いまだかつて女子選手がSGを優勝したことはない

    しかし、その手前の記念になれば、優勝した女子選手はおり、長い競艇史の中で7人しかいないのだが、そのうちの3人が優勝したのは、競艇誕生初期の1950年代なので、記録もそれほど残っていないので、今回は最近(ここ20年)の間で優勝した、残りの4人のレースについて振り返っていきたいと思う。



  3. 女子第一人者、山川美由紀の優勝

  4. 1950年代に女子選手の記念優勝があってからは、長らく優勝はなかったのだが、1999年の鳴門競艇場で行われた「G1四国地区選手権競走」で「山川美由紀」が優勝を飾った。

    この山川の優勝は「久々」と言うレベルではないほど女子優勝という意味で期間が開いているし、競艇史初期のころはそこまで選手もいなかったということを考えると、この優勝が女子選手初の 男女混合記念優勝という事になるだろう。

    レースは、内がもつれたところを、6コースから最内を差した山川が、そのまま2マークも先マイし、優勝を決定づけたわけだが、この当時の四国は、レベルが高かったそうで、価値のある優勝と言える。
    そして何より女子選手の第一人者的で、いまだに女子選手のトップの存在である 山川が優勝したというのも意味があるのだろう。



  5. 宇野弥生の、まくって優勝

  6. 「1999年の鳴門競艇場」の山川の優勝から期間をおいて、2012年の大村競艇場で行われた「G2モーターボート大賞」で「宇野弥生」が優勝する。
    2012 G2モーターボート大賞で宇野弥生が優勝
     
    2012 大村MB大賞(YouTube)


    この大会「男女ガチンコ」と名うたれて、出場選手の男子選手と女子選手の選手の数が同じ中で開催されたわけだが、やはり自力で男子選手がリードする形で優勝戦を迎えた。
    ただ、その流れを断ち切るかのような、鮮やかな4コースからのまくりで、男子選手を蹴散らし優勝を勝ち取った名勝負だ。

    スタートの早い宇野らしい優勝なのだが、男子相手にこのようなレースをみせるとは。
    私が初めてレース見た時、競艇の魅力と女性レーサーの強さに感動したくらいである。



  7. 平山智加の、圧巻の優勝

  8. 次の優勝は、宇野弥生選手が優勝した「2012年の大村競艇場」から間髪を入れず、2013年の1月に尼崎競艇場で行われたG1近松賞(尼崎周年)での「平山智加」の優勝だが、走りが凄すぎだ。
    2013年尼崎周年_平山智加の、圧巻の優勝
     
    2013 G1近松賞 尼崎周年(ニコ動)


    この時の平山智加選手は好モーターを引き、予選道中2勝のオール3連対で、予選をトップで通過し、準優勝戦も勝って、優勝戦を1号艇で迎える事になったのだ。
    そもそも そこまでの「強運」をモノにしてる自体かなり凄いのだが、優勝戦でも「濱野谷憲吾」や「今村豊」などの強豪選手を押しのけ、イン逃げで優勝した。
    いくらいい好モーターを引けども、ここまで活躍した女子選手はいないだろう。

    そしてこの優勝は、それ以前の2つの優勝とは比べものにならないほど凄い

    先の山川美由紀が優勝したのは地区選主権であり、メンバー層は普通の周年記念より落ちるものだった。
    宇野弥生の優勝にしたって「G2」だった。

    この平山智加の尼崎周年(G1)は、前の2つの優勝とはレベルが違いすぎるもので、昨年の賞金王(グランプリ)に出場したメンバーも多数出場していた大会なので、そのレベルの高さが分かるだろう。
    その中で優勝した平山智加選手、この優勝は本当に凄い価値のあるものだった。



  9. 男女混合戦初優勝

  10. 2019年、芦屋競艇場で行われた「G2モーターボート大賞」で、「守屋美穂」が6年ぶりに女子選手の男女混合記念優勝を成し遂げた。
    2019年、芦屋競艇場 G2モーターボート大賞 守屋美穂優勝
     
    2019 G2モーターボート大賞


    優勝戦はインからトップスタートを決めて、危なげない走りで「競艇女子」でも書いた「守屋美穂」が優勝した。
    予選道中も好調で、得点率トップで通過し、王道の優勝を飾れたのは大きかった。

    最近の女子選手は女子戦ばかりを走るので、一般戦だとしても男女混合のレースを走る事が少なくなっており、G2とはいえ、男子の強豪レーサーも出場している大会だけに、その価値はある。



    以上の4人の女子レーサーが、男子選手に混じって、記念を優勝した強者の女子選手である。
    この4人全員はいまだに現役で、どの選手も女子の中ではトップクラスの選手であるというところも注目すべきところだ。
    これから、この選手達を中心に、ゆくゆくは女子選手のSG優勝なんてのも十分に可能性があり、もうその時は近いのではないかと思う。


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2023/11/29

ボートシーズン24という競艇予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

ボートシーズン24という競艇予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ ボートシーズン24の無料予想(2023/11/29)

ボートシーズン24の無料予想(無料情報)だが、今回検証するのは11/29の平和島5Rで提供されたボートシーズン24の買い目。

お馴染み平和島の企画レースであるが、このレースはモーターの差がはっきりあったように思う。
詳しく見ていきたい。

まず1号艇水摩。 出足・伸びと可もなく不可もなくといった感じではあったが、昨日9Rのまくりはターン後の舟の返りが特に良く、力強さがあった。
1コースであれば、スタートさえ決めれば全速で回れるので、ここはイン逃げで堅かったと思う。

次に2号艇米丸
初日から着順が取れているように足は良い。
特に出足が良いので、手堅く差せばここも2・3着で舟券に絡む可能性は高いので、連軸といった感じか。

5号艇宮迫の雰囲気もかなり良い。
16号機以前のエースモーターで底力はある。
このメンバーの中では出足・伸びともに分があった。

5コースなのでまくり切りまでは厳しいが、スタート次第では1マーク攻める事も想定できたので、その外の6号艇大谷にもチャンスは生まれる可能性はあった。
大谷も出足中心に展開突ける足は十分にある。

その一方で3号艇中澤4号艇酒井の足はかなり弱い。
どちらも全ての足が劣勢で、ターンの感じも重かった。
この2選手はさすがに買えない

その中澤を予想に絡めているのが致命傷である。
大外だが、このレースに関しては大谷にもチャンスがあった。
もちろん足的にも。
前日までのレースを見ていれば、モーター差がはっきりあったレースであったと思う。



2023/11/27

競艇トライブという競艇予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

以下、2023/11/27に提供された競艇トライブの無料予想の検証結果である。

競艇トライブという競艇予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ 競艇トライブの無料予想(2023/11/27)

競艇トライブの無料予想(無料情報)だが、今回検証する11月27日の平和島5Rは、1号艇にA級選手を配置するシード番組である。
このレースの1号艇は佐々木完太であった。

佐々木の引いた18号機は、機勝率こそないものの前検の動きは悪くなかった
伸び・出足ともに足負けはなかったというわけだ。

インの1着率も高い選手であり、センターに無理に攻めてくるような艇も見当たらなかったので、ここは逃げ信頼で良かったと思う。
1着で堅い。

相手だが、まず挙がるのが地元の3号艇三品だろう。
開催初日はスタートや調整を考えれば、地元選手が圧倒的に有利である。
足はそこまでだが走り慣れた水面のアドバンテージは大きく、3コースから1マーク自在に回れば2・3着は高い確率で確保でできたと思う。

三品の引き波をもらう2号艇栗原は買えないが、展開としては4号艇大谷5号艇赤井にもチャンスがあったのではないか。
一方、勝率高めの6号艇河合は6コースではまず連対しない。
3着までといった感じであった。
佐々木から三品を中心に考えれば良かったレースである。

三品が予想に組み込まれてないのは相当厳しいと思う。
開催初日である事を考えれば、絶対切れない選手だった。