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競艇の楽しみ方〜レースの知識編 (6コースで勝利するための定石) 〜競艇検証.comの競艇コラム

  1. 6コースの優勝

  2. 競艇の1コースの勝率」でも各競艇場のデータを分析したし、他にも幾度となく競艇は圧倒的にインコースが有利な競技であると書いてきた。
    競艇ボートレースという競技の特性上、その外の艇は波を越えたり、スタートで出ない限り、その外を走らなくてはならない
    そこに競艇特有の「インコースが有利な競技」という要因がある

    予選道中でも、もちろんインコースは強いのだが、最終日の優勝戦ともなると、1号艇に乗っている選手は、予選を上位で通過している場合が多く、そういう選手はモーターも基本的には「出ている」ので、1号艇のイン逃げの確率は当然上がる
    逆に言うと、6コースから優勝するのはとても難しいと言え、SGレースについても同様だ。

    しかしごく稀にではあるが、一番遠いコースである、6コースからSGを優勝することがある。

    特にグランプリだけに限れば過去33回のうち、3回そういった事が起きている。
    グランプリという最高峰の舞台で、6コースの選手が優勝するという自体がとても凄いことなので、その3回を紹介したいと思う。



  3. 服部幸男のグランプリ優勝

  4. 1997年の 第12回グランプリ初めて、6コースからのグランプリウイナーが誕生した。
    1997年の 第12回グランプリ 競艇ボートレース服部幸男が6コースから優勝
     
    1997年 グランプリ優勝戦(YouTube)


    この時のレースは、進入争いからドラマが起きる。
    6号艇今村豊が、1号艇西島義則を抑えて、奇襲のイン奪取を敢行するのだ。
    まさかの展開だけに、YouTubeの動画を見直しても面白い。
    4号艇熊谷直樹も前付けの動きをみせ、最終的には内から6142/35の進入となるのだがスタート後、3コースから熊谷直樹が攻めていったところに差し場が生まれ、6コースから伸びてきた 5号艇の服部幸男がまくり差しを決めたのだ。

    進入が乱れたことも要因だろうし、服部のモーターも良かったのだろうが、ただ「6コースからの優勝」となると、こういった変則的な事が起こらないと/span>、まぁ「無理」とも言えそうな一戦だ。

    それと面白いのがこのレースの配当も、2連単9720円の29番人気と、高配当となり、この時はまだ3連単が発売される前だったので、2連単がメインの舟券種であった。



  5. 大逆転の優勝

  6. 2回目グランプリ6コース優勝は、2004年に起きる。
    メンバーは以下の通りだ。
    1号艇 植木通彦
    2号艇 今垣光太郎
    3号艇 上瀧和則
    4号艇 濱野谷憲吾
    5号艇 松井繁
    6号艇 田中信一郎

    今見ても、非常に豪華なメンバーだと思う。
    2004年グランプリ優勝戦は大逆転の優勝
     
    2004年 グランプリ優勝戦(YouTube)

    レースは、5号艇松井繁が前付けの動きを見せ、3コースまで取る。…進入は125/346なのだが、ダッシュ勢がスタート優勢で、カドの3号艇上瀧和則がまくりにいき、見事に決まる。

    2番手航走は、差してきた6号艇田中信一郎だ。1マークをまわった時点では、3-6で決まりそうなの展開なのだが、6号艇田中信一郎が少しずつ接近し、2周目1マークで、3号艇上瀧がターンマークをわずかに外したところを、渾身の差しで逆転する。
    2マークで差し返しを狙った上瀧和則も、内からきた4号艇の濱野谷憲吾をかわすのが精一杯で、その瞬間、優勝は6号艇田中信一郎に決まったのだ。

    まず思うのがこの優勝には、3号艇上瀧和則の2周1マークのミスターンというのがあるだろう。
    やはりグランプリの優勝戦という舞台が、そのようなミスを引き起こさせるのであろうか。勝てばグランプリ初優勝だっただけに、それを意識してハンドルを切るタイミングが一瞬遅れたのかもしれない。

    逆にいうと、田中信一郎は過去に2度グランプリを制しているし、地元である住之江という地の利を最大限に生かした勝利だったようだ。
    もしかすると「まず勝つのは無理」と誰もが思う6号艇という枠番だっただけに、挑戦者という立場で、逆に気楽だったのかもしれない。

    スタートといい、競艇がメンタルの競技とも言えるレースだったのではないだろうか。ちなみにこのレースの配当は3連単51,870円、2連単12,370円と、当たり前だがかなりの高配当となった。
    特に2連単は、30番人気と、一番配当がつく組み合わせだった。



  7. チャンスを逃さなかった男の優勝

  8. 基本的にグランプリは毎年「住之江競艇場」で行われているのだが、2014年は平和島で行われた。
    住之江と違って「イン絶対の水面ではない」平和島だけに、優勝戦でも波乱の展開となった。
    2014年グランプリ優勝戦は「持ってる」男の優勝
    2014年 グランプリ優勝戦(YouTube)

    まず、1号艇の白井英治がエースモーターを駆使して、トライアルを全て勝利して優勝戦に進んできたというところがある。
    その白井英治を負かさんと、本番レースでは3号艇太田和美が3カドを選択したのだ。…普通に走ればイン白井に勝つのは難しいと考えた結果だろう。伸び仕様にして奇襲を打ってでた形だ。
    スタートしてから太田和美は伸びていくのだが、2号艇の井口佳典が壁になって1マーク流れてしまい、ソコをまくり差してきたのが4号艇の菊池孝平なのだが、少し1号艇をかわすのに手こずった分艇が浮き、最内を差してきた6号艇茅原悠紀が伸びて、そのまま2マークを先マイして優勝を決定づけた。

    茅原悠紀としてはめぐってきたチャンスを活かした形だが、平和島開催という珍しい会場も影響したのかもしれない。…まあ、この舞台まで来ること自体が相当凄いことなので「チャンスを拾った」だけで優勝できるようなものではないことは茅原悠紀選手のためにフォローしておく。

    このレースの配当は、白井英治が人気していたから、3連単51,680円、2連単16,530円の高配当となった。



  9. 6コースで勝利するための定石

  10. 「2014年 グランプリ優勝戦」での茅原の優勝もそうだが、3回すべての優勝で言えることは、6コースで勝利するためには、センター(3、4コース)や、5コースの選手が攻めていくことが前提だという事だ。

    6コースから自力でスタート決め攻めていくのはほぼ不可能で、やはりそれより内の誰かが仕掛けていって、できた「差し場」を差すというのが勝利するためには「必須の条件」かと思える。

    つまり逆にいえば、6コースより内に攻める艇がいれば、6コースからも勝利する可能性が格段に上がるということもいえる。

    …まぁ、とりあえずそういった事に注目しながら、ぜひ6コースからの高配当を掴んでもらいたいものだ。
    競艇はインコースだけじゃないぞ」…と、競艇予想サイトでもそこまでちゃんと読んで予想で来てるサイトはなかなか無いので、自分の予想も織り交ぜながら楽しんでもらえたら嬉しいかなと思う。


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競艇予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

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2024/04/22

ボートタイムという競艇予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

今回検証する競艇予想サイトボートタイムの無料予想(無料情報)は、2024/04/22の江戸川5Rで提供された買い目である。

ボートタイムという競艇予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ ボートタイムの無料予想(2024/04/22)

今回の出走表を見た段階でまず言えるのは、4号艇石田6号艇野田絡みはほぼないという事だ。
両選手共にデビューして2年目の新人選手である。
まだまだレースを覚えている段階で、全く信頼はできない。

その上、難水面の江戸川である。
走った事もあまりないので、正直厳しかった。
消しでいい。

その他の4選手での争いになるのだが、3号艇酒見は少し足が弱かった。
普段は伸び中心に調整し、それがハマった時の破壊力は凄まじいものがある酒見なのだが、今節はその伸びがきていなかった。
出足や回り足も当然良くはないので、2・3着にも絡めるか微妙という事だ。

やはり、1号艇若林2号艇市川5号艇山口の3者の争いになるだろう。
気配的には市川が出足が良く、山口が伸び足が良く見えた。

4コースが新人の石田なので、1マークは山口が攻める事も考えられる(石田が突っ張る事はほぼないので)
そこに1番差しの市川、インで何とか先マイしたい若林。
こういう展開予想で十分であったと思う。

予想は10点もしているが、肝心の山口1着がない。
今回の予想は一貫性もあまりないし、来る可能性が低い目も多かった。



2024/04/24

ボートバーという競艇予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

今回検証するボートバーという競艇予想サイトの無料予想(無料情報)は、2024/04/24の三国11Rで提供された買い目である。

ボートバーという競艇予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ ボートバーの無料予想(2024/04/24)

予選は折り返しの3日目。
今節はここまでリズム良く来れている1号艇丸尾
足はスリット近辺の足を中心に戦える雰囲気で、このメンバーでも足負けはなかった。

その上、近況のイン戦成績も安定している。
2日目もきっちりと逃げ切ったくらいだ。

スタート遅れも考えづらいので、1マークを先マイすれば逃げる可能性は非常に高かったように思う。
1着で信頼できる

問題はその相手なのだが、飛び抜けて実績のある選手はいないので、モーター気配が重要になってくる。
その点で、3号艇山川4号艇松本が一歩リードしていただろう。

山川は全体的に少しずつ良くバランス型の雰囲気。
松本は行き足、出足が強めであった。

6号艇関根もターン回りの足が良かったのだが、ここは6コース。
さすがに遠い(6コースでの3連対率もほぼない)

逆に、2号艇渡辺は本人のコメントにもあるように出ていない。
回ってからの出足も弱いので、2コースから差し続けられるか疑問であった。
少なくとも連軸にはできない。

ボートバーの提供した予想はその渡辺を信頼し過ぎである。
「内コース・A1」というだけで相手に選らんだのだろうが、モーターが弱ければ大敗の可能性もある。
引き波をもらうリスクも高いので、2コースなら尚更。

しっかりと機力を見極めていれば的中できるレースだったと思う。